Apache2.4のSSLでVirtualHostを設定する手順
前提条件
vagrantのcentos8イメージで仮想環境を構築し、その環境上で実施しています。
SSLの設定はすでにできているものとします。
SSLの設定は以下を参考にしてください。
参考
【環境構築】Apache2.4でSSLを設定する手順
Apache2.4のSSLでVirtualHostを設定する手順
開発環境を複数用意するためにポートベースのバーチャルホストを作成したいので、手順をまとめました。
デフォルトのHTTPSポート「443」に加え「444」でも接続できるようにバーチャルホストを設定します。
1.firewallの設定
444のポートを開けておきます。
firewall-cmd --add-port=444/tcp --zone=public --permanent
firewall-cmd --reload
2.ssl.confの設定
/etc/httpd/conf.d/ssl.confを開くと最初から443の設定があるので、それを参考に444の設定を追加します。
Listen 443 https //←既存
Listen 444 https //←追加
~省略~
//↓以下追加(デフォルトの「<VirtualHost _default_:443>」の記述を参考に)
<VirtualHost *:444>
ServerName sample_server
DocumentRoot /var/www/html/sample/ //←ドキュメントルートにしたいディレクトリを指定
SSLEngine on
SSLCertificateFile /etc/pki/tls/certs/localhost.crt
SSLCertificateKeyFile /etc/pki/tls/private/localhost.key
<Directory "/var/www/html/sample/"> //←ドキュメントルートと合わせる
Order allow,deny
Options FollowSymlinks Includes
Allow from all
Require all granted
AllowOverride all
</Directory>
</VirtualHost>
3.Apacheの再起動&確認
Apacheを再起動します。
systemctl restart httpd
最後にブラウザで「https://【IPアドレス】:443」と、「https://【IPアドレス】:444」の両方でアクセスできればOKです。
2つのバーチャルホストのドキュメントルートに何かテストファイルをおいてみて、ブラウザで表示してみるとわかりやすいです。