【CentOS8】Apache2.4とPHP7.4(FastCGI版)の連携

CentOS8上にApache2.4とPHP7.4でWEBサーバを構築する

以前の記事でPHP7.4をインストールしました。
参考 【CentOS8】PHP7.4インストール手順

今回はApacheと連携して、PHPの動作するWebサーバを構築していきます。
PHPにはCGI版とモジュール版があります。
・モジュール版:Apacheのモジュール(付属機能)として実行する。
・CGI版:Apacheとは別プロセスで実行する。
・FastCGI版:CGI版はモジュール版に比べて遅いが、セキュリティ面などでのメリットがある。CGI版の高速化&サーバ負荷減少できるようにしたもの。

このFastCGI版がfpmと言われているものですが、以前の記事でdnfでインストールした際に、php-fpmパッケージがインストールされている状態です。

php-fpm-7.4.10-1.el8.remi.x86_64

Apacheの方もインストールされているかを確認してみます。

systemctl status httpd
● httpd.service - The Apache HTTP Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; enabled; vendor preset: disabled)
  Drop-In: /usr/lib/systemd/system/httpd.service.d
           └─php-fpm.conf
  Active: inactive (dead) since Sun 2020-09-13 05:48:09 UTC; 3s ago
〜省略〜

「inactive」となっているので停止していますが、コマンドは実行されたのでインストールされていることがわかります。
パッケージからインストールしたのであれば「httpd -v」で確認することもできます。

もしインストールされていない場合は、以下コマンドでインストールします。

dnf -y install httpd

連携といっても設定等はしなくても、あとはこの2つのサービスを起動すればOKです。

systemctl start php-fpm
systemctl start httpd

ためしにPHPファイルを作成してみましょう。

<?php
phpinfo();

デフォルトのドキュメントルートである「/var/www/html」に配置します。

ブラウザでURL「http://【サーバのIPアドレス】/phpinfo.php」にアクセスして、PHPの情報一覧が出てきたらApacheとPHPの連携がとれています。